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漫画原稿のトーン指定の青線をPC上で消す方法

モノクロマンガ制作、特にアナログとデジタルを併用している方が、青線付きのまま原稿を取り込んで、アシスタントさんにデジタルでトーン処理させた後、青線を綺麗に消したいということが先日ありましたので、これを書いておきます。

 

すでにスキャンして取り込んだ原稿に指示を描きこむだけなら、別レイヤーを使えばいいので問題ないでしょう。

今回はどうしてもアナログの段階で青線まで描いてしまい、PCでスクリーントーン処理した後に青線を消したいんだ!という方に向けての提案になります。

 

まずスキャンですが、白黒原稿でもフルカラーでとって青を青のまま残しておきます。その後トーン処理して、指示線を消すわけですが、目視で消したり、色域選択でもできないこともありませんが、二値化するのが一番速くて簡単です。

二値化です。

それだけで、青鉛筆のような薄いものでしたら消えます。

赤でも緑でも、黒以外の薄い色なら大体綺麗に消えてくれます。

 

  • コツは余り青鉛筆を濃く書かないようにする。濃いと黒に変換されてしまう事があるかもしれないからです。それでも跡が残ってしまった場合は閾値やRGBの値を変えてみて対処できると思いますが。
  • なるべく高解像度でスキャンしておく。(600dpiで)スクリーントーンの様な細かい物を扱いますので、Web用の制作物でも、できるだけ高解像度でやったほうが綺麗な仕上がりが期待できます。

青鉛筆を消した後、再びグレースケールに戻せば通常の描画作業に戻れます。

 

今回は以上になります。

 

お疲れ様でした。