転職活動その後
とりあえず先ほど現職の社長と話して続ける旨を伝えた。
あんなに嬉しそうにする人を見たことがあっただろうか・・という位喜んでくれた。会社と社員の関係など・・と思っていても人が喜ぶのを見るのはなんとも気持ちのいいものだ。
昨晩仕事しながらも、ずっと胃が締め付けられる様だった。正直セネガル戦どころではなかった。
決めたい、でも決められない。早く決めないと双方に迷惑がかかる。明日の今頃にはもう決めてなきゃいけない。でも決断できる時が来るとは思えない。このまま放っておこうか・・。
とにかくこんな落ち着かないのは精神衛生上良くない。無理にでも決めてしまえれば・・。
もともとは現職の収入激減が原因で転職活動を始めた。
その原因が消えた今、転職する本来の理由がなくなった。
だが、いつまたこんな事態があるとも限らない。ここは思い切って辞めるべきではないか?
幸運?にも内定をもらっている。今より少し安定した会社だ。10年単位で考えた場合、収入の差がそれほど大きいわけではないが、転職するメリットはあるのではなかろうか?現職はそれ程不安定な会社なのだ。しかも、私には時間がない。恐らくこれが一般企業へ戻る最後のチャンスなのでは・・?
ところが転職した場合、新しい職場に慣れることができるか?人間関係は大丈夫か?仕事は何をさせられるのか?入ってみると思いもしなかったことに躓いたりするものだ。しかも異業種。リスクは大きい。
なら危険を承知で現職にとどまるべきか?しかし・・・。
堂々巡りを繰り返しながら、気持ちはだんだん沈んでいく。胃に穴が空きかねない。なんとかしなければ。
とりあえず誰もがするようにネットで検索してみた。
「転職 失敗」などで検索すると、待ってましたとばかりに転職エージェントおすすめブログがたくさんでてくる。割といいことを書いている所もあるのだが読んでいくと必ず、「そんなときには転職エージェントに相談」と急に宣伝になってしまい萎える。
そんな中でもどこのサイトだったか、「会社に頼って生きようとするのは間違ってる」という趣旨のことを書いてらっしゃる方がいた。
そんな事はわかってはいたつもりだったのだが、10年単位?安定?思いっきり会社に頼ろうとしてる自分がいることに気がついた。
もともと、現職についたのは、安定した人生がつまらなかったから。親のように会社に人生を捧げる生き方はしたくないと思ったから。収入が少なくても自由に好きなことをして生きて行きたかったから・・なのではなかったか?
それを選んだ時点でもうメインストリームには戻れないという覚悟が必要だったことを忘れていたようだ。
蛙の子は蛙。自由に生きようとしても、大樹の陰を無意識に求めてしまう悲しさ。
今自分に必要な物は誰かに頼ることではなく、自分の足で立てるようにすることだった。
如何にそれが自分の性格、性質に相反するものであっても、それ以外の選択肢はもはやない。
私は果敢にその事実を受け止めて、戦って行く覚悟をしなければならない。
先に転職エージェントが・・などと書いたが、それは自らの足でたくましく歩いているブロガーの方達が羨ましかったからだろう。
情けないことを言わず前を向いて歩いていこう。たとえ途中で倒れるとしても、正しい方向に倒れよう。
会社を移る必要はもうない。ブログで生計は無理かもしれないが、何が方法を探してみるつもりだ。
ここまでお読みくださった方へ感謝。
ではおやすみなさい。